どもです~^^
T氏の42Bランドナーのレストアが完了いたしました。
1980年代頃の作でしょうか?
T氏にお聞きし忘れちゃいました・・・
ランドナーであっても少しシートピラーを出し気味にして
チョッとレーシーな所が80sな感じでティーエヌ的に懐かしく感じるモデルです。^^
再塗装でノーブランドになっていますが、このフレームは埼玉のシクロタカハシさんのELANです。
クラウンの肩にブランドマークであるスペードEの刻印が有ります。
どちらかと言うとロードを得意とされているブランドなので、
ランドナーは珍しいですね。
トランスミッション周りです。
Simplex、CAMPAGNOLO、TA と、お気に入りパーツで纏められています。
ディレーラーワイヤーは前後共内蔵されています。
只、ダイナモコードだけはダウンチューブから外へ出ていましたのでVelodu reveオリジナル ブラシ式完全内蔵に加工いたしました^^/
入口、出口共とてもこじんまりとしていて、内蔵工作をされている事に気付かないほどです。
Fディレーラーが直付けなのはレーサーを得意とするブランドらしい仕様です。
ヘッド周りです。
一方、ナベラグを採用するあたりはトラディショナルなスタイルをしっかり意識されていると思います。
ステムは新たにグランボアのクロモリを採用しました。
先のブログでこのステムのイメチェンを図ったのは、ナベラグのクラシックなイメージに合わせるためでもあります^^;
同じくスプリングベルをHERSEタイプの直付にしたのも左側に来るブレーキワイヤーとベルが干渉しない様、少し背を高くしてクリアランスを取りたかったからです。
フロント周りです。
とっても個性的なフロントキャリアが目を惹きます。
左側にピン球ランプまで直付された凝った作りです。
レーサーを得意とする工房は中々キャリアまで作ってくれない事が多い中、こうしたサービスまで受けてもらえる工房は本当に貴重ですね。
シート周りです。
2本巻きステーのフタにもELANの刻印があります。
シートピンは元はアーレンキーボルト埋め込みタイプだったのですが、ステムのクランプボルトに合わせて同型の六角ボルト式シートピンを製作、交換する事にしました。
見難いですが、吊り下げブレーキアウター受も、シートピンを締めても挟まらない様、薄型HERSEタイプを製作いたしました。
シートテールはキムラ製作所製のLED式です。
使っている方でないと解りませんが、少しだけ削ってデザインを変え、取り付け方法も よりしっかり留まるように内部を加工してあります。
ブレーキは42B対応のMAFACライドです。
勿論、ピボット部には真鍮ブッシュを入れて耐久性をUPしています。
ブレーキレバーはティーエヌの好みでオープンバック仕様・・笑・・
T様、大変お待たせいたしました。m(__)m