どもです~^^

何台もの色々な自転車をレストアしていると 時々「エッ?」と思うような事に遭遇します。
「レストア」と言う位ですから、殆どの場合使用済み車(中古車)になります。
つまり、それぞれ色んな境遇を経て現在に至っている訳ですから
思わぬ状態になっている事があります。
今回は そんな事例をご紹介したいと思います。

:作業当時、慌ただしさのあまり写真を撮り忘れてしまいました。状況や測定値等は ほぼ正確ですが、下記写真は再現写真になります。


フレームのエンドアライメントのチェック中です。
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結構ズレてますね・・・・
でも、これ位なら修正レベルです・・・と思っていた所、アライメントツールから違和感が伝わって来ます・・??

よくよく見てみると・・・
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エンドのスリットに歪みが生じてシャフトがエンドの奥まで入って行きません・・・--;

エンドアライメントツール以前の問題ですね・・・
でも、こんな事はレストアでは想定内で修正します。
※元々は入っていた物なので削ったり等はしないで修正します。


エンドの修正、アライメントを出したらホイールを入れてみます。
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 アレ?・・なんだかホイールが右寄りな感じです・・??
勿論、ホイールの芯はチャンと出してありますからフレーム側の問題です。
このままでは泥除けとのクリアランスも均等に取る事が出来ません・・・

シートステーとリムの間隔を測ってみます。
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スケールを当てて大体ですが、右側が約21㍉位・・・

左側は・・・
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・・・はるかに21㍉を超えています・・・orz

まぁ、これも想定内なので修正しますww
※勿論、削ったり等はしません。


ホイールがセンターに来たらブレーキ本体を仮装着します。
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すると・・・
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左側はブレーキシューとリムの間にクリアランスがとれますが・・・


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右側はブレーキを一番開いた状態でシューがリムに当たりっぱなし状態です・・・orz

:この自転車は使用済車です。つまり、今まで走っていた訳で、
そのフレームに今まで付いていたパーツを そのまま戻して、この様な結果になる事が本当に不思議です。
仮にフレーム工作(今回はブレーキ直付台座位置)を疑ったとして、
仮に台座位置がズレていたとしても、今まで走行してきた訳ですから、ズレは許容範囲内のハズです。

とは言え、まぁコレも想定内です^^;

ホイール、ブレーキ共に問題をクリアして組み立てを進めて行きます・・・

・・・と・・・・?
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フロントディレーラーにチェンリングの歯先が当たってアウターギヤに移動出来ません・・・!!

フロントディレーラーは直付で、上に移動する事が出来ません・・
チェンリングは今まで組まれていた物をそのまま使用しています・・
訳がわかりません・・・

これは想定外です・・・orz

はてさて、どうしましょう??・・・ーー;