どもです~^^

K氏の650Bランドナーのレストアが完了いたしました。
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きれいな金台グリーンのカラーは これからのシーズンにピッタリですね^^
そして、一見では解りませんが、そこかしこにチタン・アルミ製のパーツが使用されているスペシャルな一台です。
トランスミッション周りです。
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これらの画像の中にもチタン製のパーツが 沢山写っています。
チタンはクロームメッキやアルミとは少々違う色合いです。
興味の有る方は探してみてネ^^;

ラグ周りです。
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ヘッド、シート、BBラグはNERVEXが採用されています。
フォーククラウンだけは使用するタイヤ幅の都合上 NERVEXでは有りませんが、
シャープに仕上げられたヘッドラグには こちらの方がバランス良く見えるのではないでしょうか?

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ステムはReneHerse型を よりスッキリさせた感じの個性的な物がセットされていました。
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ステムの左側には仏ソネットのベルが付いています。
ステム側、ベル側のネジピッチが違いますので、専用の小物を使用しています。

フロント周りです。
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画像には有りませんが、このランドナーにはサイドバッグ用のキャリアが取り付けられる仕様です。
四角型のフロントキャリアは そのサイドキャリアを支えるために8㍉の太めのパイプで作られています。
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泥除けの先端にはオーナー氏お気に入りの可愛い 仏PYBタマゴ型ヘッドランプが直付けで装着されています。

ダイナモはJOS タイプBのロングレバー付きです。 
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オリジナルのままでは直付けしにくいモデルですが、取り付けステーを直付けし易く加工してありました。

オーナー様は、このランドナーを輪行使用するため、ステーダルマには冠付きの物が使われていました。
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それに合わせて 泥除けの分割には普段アーレンキーボルトを使用する所、こちらも冠付きボルトを使用いたしました。
(今回はカンチブレーキでしたので冠付きボルトが使用出来ました。)
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いつもの事ですが、泥除けにはテールランプが付いていますので、
泥除けジョイント部にはランプコード用のジョイント接点を設けてあります。
ですので、泥除けを繋げば自動的に通電しますし、外から電装コードも見えず見栄えもスッキリさせる事が出来ます^^
 
その他
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今回お預かりしたフレームはリアエンド幅が120㍉でHuretジュビリー仕様でした。
このエンド幅120㍉でHuretジュビリー等を使用すると、フリーのトップの歯に変速出来ない等のトラブルが起き易くなります。
※以下は その対策方法です。
画像を見て頂くと、エンドの内側とフリーのトップの歯との隙間がチョっと広いのがお解り頂けるでしょうか?
6Vのフリーでも入るほど?です。
これはハブの左側のシャフトの出代を少なくし、その分右側のシャフトの出代を増やした結果です。(今回オーバーロックナット寸法は120㍉のままです)
つまり、ジュビリーのプーリーケージの左右可動域が この画像のフリーの位置くらいに有る訳で、この可動域からフリーの位置が外れると上手く変速出来なくなってしまう・・・と言う訳です。
※他のディレーラーと比べて ジュビリー等はプーリーケージの左右可動域が狭いので、その可動域にフリーの位置を重ねてやる事が上手く変速させるコツですね^^;

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K様、大変お待たせいたしましたm(__)m