どもです~^^
今日はチョっと珍しい?ディレーラーをご紹介したいと思います。
なぁ~んだ、ヌーボレコードじゃん・・・??
いえいえ、よ~く見てみて・・・
箱はヌーボレコードなんですが、SUPERLEGGERIのシールが貼られています。
実はCAMPAGNOLO社はイレギュラーに追加製品を出した時、
こうして追加のシールを貼って既存の箱を流用する事が時々あるんです。
しかし、SUPERLEGGERIのディレーラーなんて聞いた事がありません・・・いったいどんな物なんでしょうか?
箱を開けてみましょう。
オープン!!
エッ? スーパーレコード???
しかし・・よ~く確認してみると・・・
パンタプレートには NUOVO RECORD とあります・・
SUPER RECORDでは無いようです・・
ちなみに年式は1976年ですね。
う~~ん・・・・これはいったい????
更によく観察してみると・・・
上下のピボットボルトはチタンでは無くアルミ製のようです。
どうやらSUPERLEGGERIの正体はボディの上下が黒でアルミ製ピボットボルトが付いたヌーボレコード・・と言う事の様に思われます。
しかし・・でも・・カンパにはアルミ製ピボットボルトの付いたヌーボスーパーレコードと言うモデルも有りましたよね・・・
う~~ん・・・・
それではチョっと時系列を整理してみましょう・・
アルミ製ピボットボルトの付いたヌーボスーパーレコードは一般的に1979年頃と言われているんですが・・・
実はイレギュラーながら1975年から存在しています。
当然、チタン製ピボットボルトの付いた旧型スーパーレコードも当時現役で作られていました。
つまり、同じハイエンドのトップポジションに2機種のモデルが混在していた事になります・・・
では・・・
チタン製ボルトの旧型スーパーレコード、
アルミ製ボルトのヌーボスーパーレコード、
どちらに魅力を感じますでしょうか?
まず大抵の方は当時も今もチタン製ボルトの旧型スーパーレコードの方に軍配が上がると思います。
そうなるとアルミ製ボルトのヌーボスーパーレコードの存在価値は下がってしまいます・・・orz
そこで1976年頃にCAMPAGNOLO社はプレートをヌーボレコードと差し替えればアルミ製ピボットボルトのディレーラーの立ち位置が生まれて住み分けが出来る・・と考えたのではないか??・・と推測いたします。
そしてスチール製ボルトのヌーボレコードとも区分けするためにSUPERLEGGERIとしたのではないでしょうか?
・・・以上、あくまでもティーエヌの推測です・・・
最後にSUPERLEGGERIと言うからには重量が気になりますよね?
まずはヌーボレコードから量ってみます。
約200グラムですね。
そして、チタン製ボルトのスーパーレコード
188グラムです。
そしてSUPERLEGGERI
なんと173グラム!
3種ではSUPERLEGGERIが一番軽量と言う結果でした。
それにしても、こんな魅力的なディレーラーが何で殆ど世の中に出回らなかったんでしょう???
・・・出回らなかった理由・・それは今日が4月1日だから・・です・・爆!